SpecialInterview

取組を続けることで、今金の魅力を発信

今金町商工会 女性部
部長 渡辺 昌子

Profile

出身地:

北海道せたな町(旧北檜山町)

略 歴:

2月7日生まれ。
平成23年 今金町内にエクセル美容室開業(現在に至る)
平成24年 今金町商工会女性部部長に就任(現在に至る)

趣 味:

休日は夫とのんびり

愛用品:

泡と煙(必須)

女性部の役割。

今金のコロッケの美味しさを
色んな方に知ってほしい!
今金町から全国に発信

地元からの発信力を増やしていきいと考えています。これまで5月に毎年行っている「花いっぱい運動」で、コロッケを販売していましたが、保健所の関係でできなくなりました。この2月には餅屋も廃業して、女性部として活躍できる場面が減って来ています。そのような状況の中で、今回のプロジェクトでコロッケの製造をすることになったので、再び女性部の活躍できる場面ができたのが大変嬉しく思っています。
今金のコロッケの美味しさを改めて皆さんに知っていただき、今金町の魅力を発信することができればよいと考えています。地元で自慢できるものが必要で、このような取組によって女性部が地域住民との接点になることができれば嬉しいです。
先日檜山7町の女性部の大会があり、その時に東京でのイベントの報告をしました。普段なにげなく食べている芋でも、町外で高く評価されていることを知りました。町の皆さまも同じ思いを持つことが大事だと思います。今回のイベントの延長線上で6次化ができれば、女性部としても非常に嬉しいことです。檜山7町の女性部の大会で発表した報告では、今金町のコロッケへの期待も非常に高まり、懇親会にコロッケが提供されると思っていた参加者もいました。そのような声が聴けるようになると本当に勇気づけられます。

今金町の未来。

町の一人一人が取組を理解し、
小さな成果を積み重ねて
大きな変革をつくる

人口減少に歯止をかけることは難しいことですが、商工会の取組が若い後継者の育成や定着につながるようになるといいと思います。10年後20年後を見据えて今やれることにしっかり取り組んでいきたいと考えます。とりあえず1年1年頑張っていく中で、「去年より今年良くなってきたね」と言われるようにしたいです。商売をやめる年齢のころには、「今やめて正解」ではなく、「もう少し若かったらもっと頑張れるような町になったね」と感じられるような町にしていきたいと願っています。

事業への期待。

町の一人一人の
小さな理解の浸透が
町を動かしていく

このプロジェクトには非常に期待しています。100%の成功率でなくてもいいですが、なにもしなければゼロですから、この事業によって少しでも町の人口が増えていくことが、将来の発展につながるのだと思います。
大きな理解を求めるのではなく、町の一人一人の小さな理解の浸透が町を動かしていくのではないでしょうか。このプロジェクトに取り組むことで、少しずつ雰囲気が変わって来たと感じています。小さな変化が大きな将来の変化を作り出すと思います。

事業の展望。

東京でのイベントで感じた、
あの雰囲気と感動を
もう一度味わってみたい

来年も5月の「春爛漫」7月の「夢縁日」9月の「図書祭り」などで情報発信していきます。たまたま主人が仕事で農家に訪問したら、NHKの番組で農協だけでなく商工会が関わっている事業であることが初めて知った農家さんがいました。このような事業は続けることが大事です。町議会で商工会女性部がコロッケを造っていることについての疑問があったようですが、まだまだ事業の意味と位置づけの発信が必要と感じています。商工会の取組であっても、あまり色分けしないでJA女性部にも関わってもらったほうがありがたいと思います。自分も今回東京まで行く前は負担に感じていましたが、行って現地の反応を見ることができて本当に良かったと思います。あの雰囲気と感動をまた味わってみたいです。町の議会からも高い評価をいただいたことが大変嬉しい事でした。

Efforts

女性部の活動報告

これまでの女性部の活動は、商工会関連や地域のイベント・行事への協力など、ボランティア活動が主でした。管内でも非常に珍しい、女性部が主管となり開催している「春らんまん花いっぱい」も2004年にスタートし今年で14年目を迎え、商工会や商工会青年部はもとより、町で活動する様々な団体にご協力いただきながら、地域密着型のイベントとして定着しつつあります。
町内の他のイベントなどでも近年は保健所の許可が下りず、手作りの惣菜を販売する事が難しくなっていましたが、沢山の美味しい特産品に恵まれた今金町でくらしながら、その食材を活用出来ず残念に感じておりました。
協議会で行っている「6次産業化」への取り組みは、まちの活性化だけではなく、その可能性について、今後の女性部活動にも繋がっていくものと大いに期待しております。協議会の中では女性団体として、女性ならではのアイディアを提案できるよう拘わっていきたいと考えております。

春らんまん花いっぱい▶毎年5月第3日曜日

今「花」通して明るく美しいまちづくりを目指して「エコ」と「花」をテーマに2004年より、女性部が主管となって開催しています。ポット苗の販売の他、子どもから大人までのんびり春を満喫できるアットホームなイベントです。

デ・モーレン前花壇整備作業▶毎年6月~10月頃まで

商工会事務所のあるデ・モーレン前花壇の管理をボランティアで行っています。春にはチューリップ、初夏~秋までは苗花で花壇を彩ります。毎月10日を「花壇整備の日」として、部員に草取り等の整備作業への協力を呼びかけています。

視察研修事業▶年1回

観光施設や工場見学、イベント視察の他、他町商工会女性部との交流を通じて、広く見聞を広め、部活動やまちづくり、個々の研鑚を深めることを目的に実施しています。視察地は道南・道央圏を中心に数年毎、東北や東京等の道外視察も実施しています。

いまかねコロッケ製作協力▶7月

「身近な観光農村いまかね」ブランド確立プロジェクト委員会による今金町の特産品「今金男しやく」を使ったコロッケの開発プロジェクトへ協力しました。東京都中野区でのテストマーケティングに使用する約1,000個のコロッケ製作には、部員20名が参加し、約7時間かけて完成させました。

北海道障がい者冬季スポーツ大会
参加者とのディナー&交流会協力▶2017年2月11日(土)

商工会主催で開催した、北海道障がい者冬季スポーツ大会に出場する選手並びに関係者との交流会へ協力しました。女性部は、特産品開発プロジェクトで製作した今金男しやく使用「今金コロッケ」の他、今金和牛を使ったすき焼き等の調理を担当しました。

Special Meeting

座談会@デ・モーレンいまかね

Efforts

  • 01

    未利用資源の6次産業化

  • 02

    農と観光の連動による交流人口拡大

  • 03

    雇用シェアリングオペレーション

今金町山村活性化協議会

〒049-4307北海道瀬棚郡今金町字今金142-39TEL. 0137-82-0724FAX. 0137-82-0740