人口減少や少子高齢化が予測され、労働人口の減少によるコミュニティの存続の危機に直面する今金町において、働きたい人を探すこと、そして彼らの受け入れ先を見つけやすくすることは町にとって急務です。この問題を解決するため、今金町商工会では「雇用シェアリングオペレーションシステム」をつくり、就業希望者と事業者のマッチングを始めました。
平成26年度から様々な調査や実証実験を行ってきたところ、企業や農家などの事業者では人手不足でありながらも、通年雇用のハードルが高いために、就業希望者の受け入れが進んでいないということが判明しました。そこで、複数の事業所が1人の就業希望者を雇用し、1つの事業所で働けない期間は他の事業所で働くという仕組みをつくることで、事業所は非通年雇用がしやすくなり、就業希望者は就業先を見つけやすくなり、双方にメリットが発生します。また、これによって求職のための町外流出が少なくなることが推測されます。
今後、今金町は障がい者の住みやすい「ソーシャルタウン」への転換を目指しており、その一環として養護学校の学生やその家族の移住を推進しているため、彼らのための職を創出するという意味においてもこの事業の果たす役割は大きいです。
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